では、人は何故太るのでしょう

食べたものを脂肪に変えて蓄えておける能力は、
極めて優れたサバイバル能力であり、
この能力に優れたものだけが生き延びることが出来た訳です

しかし飽食の時代と云われる現代では、
生き延びるために必要とされたサバイバル能力が反って裏目となり、
脂肪を蓄え過ぎてしまうことで、
今度は生き延びることが困難になってしまう、

何とも皮肉な話ですが、これは人間の歴史の変化から生まれた新たな現象とも言えるでしょう

まず、痩せる為の基本原理から考えてみましょう

本来、人間が痩せる場合は基本的に二つの理由しか見当たりません



通常はこれ以外に痩せる理由は見当たりません

ダイエットとは、敢えてこれらの状況を人為的に作り出し、
肥満を解消しようという健康管理術です

つい数十年前までは、あまり考えられない健康法でした。
ところが科学や医学の進歩と共に、肥満の弊害がはっきりと露呈して来たのです。
メタボリック症候群の代表として、糖尿病、高脂血症、高血圧、それに肥満を加えると「死の四重奏」と言われるほど、肥満の弊害が声高に叫ばれるようになりました

数百年前に幾多の巨匠により描かれた、西洋の女性の裸身像は殆んどどちらかといえば肥満体型であり、その時代は肥満が健康を害するなどとは誰も考えていなかった事が窺われます。
ところが医学が日進月歩の現代では、
次々と肥満の弊害が発表され、それと共にダイエットに対する関心が高まって来たのです

現代人のカロリー過多の食生活は全世界の傾向であり、日本だけの問題ではありません。
全世界の民族が肥満による弊害から逃れようと必死で考えています。
しかし世界中どこの国でも、
学校の授業にダイエットを取り入れている国家はありません

日本でいえば、小、中、高、大と学校で学んだ16年間、
しかし学校を卒業してから、殆んどの人が必要となるダイエットについては教えてくれませんでした

本当に世界的に健康思考が高いのであれば、
いま世界的なタバコに対する声高なバッシングなどよりも、
肥満が、人類の何割かに及ぼす生活習慣病の弊害を考えれば、
学校の授業にダイエットを取り入れる運動が、世界的に起こっても何ら不思議ではありません

肥満は、太ってからの対処では遅すぎるのです

太る前のダイエット教育こそ、日本国の健康であり、世界の健康であるとダイエットアカデミー協会では考えています。
S.fuk
