昨日のブログ「未熟細胞の集合体は危険です!」の続きになりますが、
印象に強く残っていますのでブログに書いてみる気になりました

以前僕のところへ、ある相談に来られた方がいました。
それは、某置き換え系のダイエットについての相談だったのですが、
本人は自分で太っていることを自覚し、
ある日、何が何でもダイエットしようと思い立ったのだそうです。
そして、ある置き換え系のダイエット商品を買い揃え、
いかに痩せたかを競うコンテストでも、三位以内に入り表彰もされ、
その写真も見せて貰いました。

しかし、コンテストまでは気が張り詰めていたので、
多少の疲れや倦怠感はあったものの、
何とか日常生活は支障なく過ごせていたそうです。
ところがコンテストが終わった途端、
疲れ、倦怠感、めまいなど様々な症状に悩まされ、

息をするのさえ苦しくなって、

「どうしてあんなにまで無理してダイエットなどしたんだろう
」と、

後悔の毎日を送ったと話されていた方がいました

このように、基礎代謝を大幅に下回るような摂取カロリーで数ヵ月を過ごしてしまいますと、
めまい、倦怠感、疲れ、肌の不調などが徐々に現れてしまいます

これは多分、最低限の基礎代謝エネルギーさえも摂らずダイエットしたため、
日々行われている細胞群の新陳代謝がうまく行かなくなり、
その結果、身体中の臓器や皮膚、その他の細胞群が不調となり、
起こるべくして起こった体調悪化だと推測されます

ただ恐いのは、その体調悪化がダイエットのせいだと思わず、
通常の医療機関を受診した場合です

診ていただいたお医者さんがダイエットに詳しい先生であれば、
その不調は無理なダイエットのせいだと診断してくれるでしょうが、
あまり詳しくない先生に診て貰うと、
軽い鬱だの自律神経失調症だのと診断される恐れがないとはいえません

そうなると現在の身体の不調とは違った薬が調合されますので、
ますます体調悪化が進み、果ては入院騒ぎとも為りかねません
。

ダイエットとは、余分な皮下脂肪や内臓脂肪を落とす健康管理術であり、知識や理論もなしに痩せればいいというものではありません

「たかがダイエットと侮ることなかれ
」という事です。

S.fuk
