ジュース、
またクッキー
などの、超低カロリー食のセットは根強い人気があるようです。
しかし、そもそも超低カロリー食療法というものは、
もともと超高度肥満(BMI35以上)の人向けの飢餓療法です

一般向けのダイエット方法ではありません

身体への負担が大きいため(太り過ぎていて
)、

どうしても減量が必要な場合に限ってのみ、
入院して行うような方法です。

商品化された超低カロリー食品の多くは、
「栄養補助食品」の表示があります。
これは、食事量を減らした時に不足しがちな栄養素を補うという意味です。
確かにビタミンやミネラルなど、まんべんなく補充出来るようですが、
それだけで食事の代用品にはなりません

これだけに頼り、
食事をしなかったり、
食事の量を極端に減らしたりすると、
体脂肪と一緒に筋肉や骨量も減り、
やつれて健康を損なう危険があります。
必ず専門家と相談して使用することが必要です。
テレビやインターネット、
また女性雑誌などを見ていますと、
超低カロリー療法の進化形であります「置き換えダイエット」のスープやジュースが、
痩せる必要のない人まで、
おしゃれ感覚で気軽に利用し、
一斉を風靡している感があります。
しかし、一つ疑問に思うことがあります
置き換えダイエットで肥満解消を図っている人は、
ずーっとスープやジュースを飲んで人生を暮らして行くつもりなのでしょうか
それとも、目標体重に落ちるまでの一時的な手段なのでしょうか
(その後のリバウンド対策は考えていますか)
ずーっとやり続けたら、生涯に於ける金銭的負担も相当大きいと思われますが…
また、仮に痩せたとして目標体重に達した後、
その後の体調管理はどうするつもりなのでしょう
一般食に戻した途端、
恐いリバウンドが待ち構えています

減量と肥満を繰り返すことを「ウェイトサイクリング」と呼び、
身体の中身がだんだん悪い方へと傾いてしまいます。
S.fuk
