ダイエットで、よく噛んでものを食べるとどのような効果があるのでしょう?
一
番の効果は、早食いの防止と胃内容物が送り込まれることにより脳の満腹中枢(別名摂食中枢)が敏感に情報をキャッチして満足感と満腹感が出ることです。特
にタンパク質(魚・肉・卵・豆腐など)は大きな満足感があります。最近は、子供であればあごの発達のため、老人に対しては脳への刺激という観点から、ボケ
防止の効果があるといわれています。
ドリンク式のダイエット食品のように飲むという行為との違いは何かありますか?
大
きな違いがあります。液体やサプリメント・薬剤は「消化」という大事なプロセスを経たないうちに、いきなり吸収されてしまうことです。病気や衰弱など緊急
時はそれでよいかも知れませんが、平常は消化と吸収が人間本来の生理的な仕組みです。それをパスすることは、身体をサボらせること。また、専門的になりま
すが、体内の電子的伝達経路が遮断されるという説もあります。また、「味覚の楽しみ」という高度で文化的な人間としての行為をなくすことは、精神衛生上好
ましくないとは思いませんか?
回答者 監修/管理栄養士・ダイエットコーディネータ 荒牧 麻子先生
ダイエットの基礎知識
基
礎代謝量。これは朝ベッドで目を覚まし、起き上がる前にじっとした状態で、呼吸をし心臓が動き、血が身体を回るなど基本的な生命活動に使われる、生きてい
く上で最低限必要なエネルギーのことです。そこで理想的な摂取エネルギーを調べてみると、何と、男性一日1500Kcal、女性一日1200Kcalでし
た。これは、一日の基礎代謝に等しいエネルギー量です。
実際のダイエット
として実戦してみると、最低限のエネルギーは確保されているので、健康を崩すことなく健康的に痩せられます。量的には三食しっかり食べながら、エネルギー
減少の工夫をしているので、さほど空腹に悩まされる心配もありません。落としたくない筋肉は落とさないような運動を取り入れ、日々の食事と運動を両立する
ことが大事です。
要は摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスの問題なのです。
栄養バランスを考慮した食事を1日3食規則正しく食べて、健康を維持しながらリバウンドの危険性も少なく知識・理論として身につくダイエット方法で楽しくダイエットに挑戦しましょう!
食
材は行きつけのスーパーなどで買い、正しいレシピに従い、食べたい料理を納得のいくまで自分自身で味付けし、一日摂取エネルギー1400〜
1600Kcalを目安に食べながら生活するだけの、健康的で無理のないダイエット方法なのです。不安を抱えながら薬を飲んだり、ダイエット食品を食べた
りする必要は全くありません。そして、自分の理想とする体重になったところで摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスを考えながらリバウンドしないよう
に注意してゆけば、良いのです。その上、一般食に戻してのリバウンドの危険性も極めて少ないです。
薬
で「激やせ」するのでもなく、高価なダイエット食品にたよるのでもありません。それにこれらの方法では、後々の身体の不調が心配です。また。これらの方法
では「リバウンドの危険性が高い」ことが取り上げられています。短期の「激やせ」がリバウンドしやすいのは、痩せた時に筋肉などで必要とした基礎代謝量ま
で落ちてしまったため、体重が戻るときに体脂肪だけが増加し、しまりのない身体になってしまうからなのです。
要は摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスの問題なのです。「どうしても痩せたい」とお思いの方はよく考えて正しいダイエットの方法を選んで実践してみてください。
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